キーワード別アーカイブ: 進歩性
裁判所 判決日 事件番号 事件名 キーワード 着目点
知財高裁 2017年05月17日 平成28年(行ケ)10120号 ワイパモータ事件

少ない選択肢の中から最適なものを選ぶことが設計的事項と判断された例
知財高裁 2017年05月31日 平成28年(行ケ)10150号 多接点端子を有する電気コネクタ事件

引用発明の一部の構成を分離して適用することが否定された例
知財高裁 2017年06月14日 平成28年(行ケ)10037号 重合性化合物含有液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子事件

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複数の成分に関して、引用発明にある上位概念から選択した発明について、各成分を別個に検討した審決には誤りがあると判断した例
知財高裁 2017年08月29日 平成28年(行ケ)10162号 コンタクトレンズ用装着点眼薬

医薬品の承認基準の分類として区別されていることは、2つの組成物が、直ちに別物であるとの認識にはつながらないと判断した例
知財高裁 2017年09月11日 平成28年(行ケ)10056号 コーヒー飲料事件

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原告が主張する発明の効果は明細書に記載された効果ではないとして、顕著な効果の主張が認められなかった例
知財高裁 2017年09月19日 平成29年(行ケ)10001号 鋼管ポール事件

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特許請求の範囲にある文言が明確ではないとして明細書を参酌して発明の要旨を認定し、引用発明と相違点を看過したと判断した例
知財高裁 2017年10月03日 平成28年(行ケ)10265号 盗難防止タグ事件

主引用発明に副引用発明を適用するに当たり、副引用発明の構成を変更することは、通常容易なものではないと判断された例
知財高裁 2017年09月27日 平成29年(行ケ)10009号 ズボン事件

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主引例の構成により課題が解決されている場合でも、効果の確実性を高めるために副引例を組み合わせる動機付けが認められた例
知財高裁 2017年11月14日 平成28年(行ケ)10219号 フラーレン誘導体事件

引用発明には含まれていないフラーレン変性物の酸化物の数値範囲を特定することは容易想到ではないと判断した例
知財高裁 2017年10月25日 平成29年(行ケ)10092号 スキンケア用化粧料

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ウェブページが公衆の利用可能となった日について判断した例
知財高裁 2018年01月22日 平成29年(行ケ)10055号 オーガ併用鋼矢板圧入工法事件

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CD-ROMに収録された動画が、当該媒体の性質、案内文書の宛先等から、「頒布された刊行物」に該当するとされた例
東京地裁 2018年01月30日 平成28年(ワ)32038号 光学情報読取装置事件

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本件明細書に「所定値」に関する具体的な記載がないことをもって、「所定値以上」となることが設計事項と判断された例
知財高裁 2018年03月12日 平成29年(行ケ)10041号 平成29年(行ケ)10042号 熱間プレス部材事件

技術常識の判断において、引用例の再現実験データが参酌されるか
知財高裁 2018年03月29日 平成29年(行ケ)10130号 白色反射材及びその製造方法事件

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甲1発明の「表面にシロキサンの被膜が形成され」た「酸化チタン粉末」が本件訂正発明1の「SiO2で表面処理された・・・酸化チタン粒子」に相当するとした審決の認定を、誤りと判断した事例
東京地裁 2018年04月13日 平成28年(ワ)27057号 光学情報読取装置事件

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本件明細書に「所定値」に関する具体的な記載がないことをもって、「所定値以上」となることが設計事項と判断された例
知財高裁 2018年10月11日 平成29年(行ケ)10165号 平成29年(行ケ)10192号 抗ErbB2抗体を用いた治療のためのドーセージ事件

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抗体医薬の用法用量発明の進歩性を認めた審決が取り消された例
知財高裁 2018年09月19日 平成29年(行ケ)10171号 選択された炭酸ランタン水和物を含有する医薬組成物事件

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技術常識/周知技術についての判断が、特許庁と知財高裁とで異なった例
知財高裁 2018年11月21日 平成29年(行ケ)10196号 ジペプチジルペプチダーゼ―IV阻害剤の新規結晶形事件

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医薬化合物を結晶化することについて強い動機付けがあると認定し発明の進歩性を否定した拒絶審決が、支持された事例
知財高裁 2018年11月06日 平成29年(行ケ)10117号 マイコプラズマ・ニューモニエ検出用イムノクロマトグラフィー試験デバイスおよびキット事件

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引用例には取消決定が認定した引用発明が記載されているとはいえないとして、異議の決定が取り消された事例
知財高裁 2018年12月06日 平成30年(行ケ)10041号 地殻様組成体の製造方法事件

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引用文献には審決が認定した引用発明が記載されているとはいえないとして、審決が取り消された事例
知財高裁 2018年12月27日 平成29年(行ケ)10177号 移動ロボットのコンテキスト動作生成システム事件

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引用例1に記載された課題は程度の問題であり、相違点に係る構成を採用することを積極的に排除しているとまではいえないとして、阻害事由がないと判断された例
最高裁 2019年08月27日 平成30年(行ヒ)69号 アレルギー性眼疾患を処置するためのドキセピン誘導体を含有する局所的眼科用処方物事件

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最高裁は、本件化合物と同等の効果を有するが構造の異なる化合物が優先日当時知られていたことのみから直ちに,本件各発明の効果が予測できない顕著なものであることを否定することはできないと判示し、知財高裁の判決を破棄し、差し戻した。
知財高裁 2019年09月19日 平成31年(行ケ)10005号 アプリケーション生成支援システム事件

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引用発明の課題からみて、被告主張周知技術を適用する動機付けがないと判断した例
知財高裁 2020年02月19日 平成31年(行ケ)10038号 コメント表示方法事件

主引例と副引例とは前提となるシステムが異なり、また主引例に副引例の技術を適用する動機付けとなる課題が存在しないと判断された例
知財高裁 2020年03月17日 令和元年(行ケ)10072号 ホストクラブ来店勧誘方法事件

相違点に係る構成は、広告代理店とサービスの提供者との間の取決めに即して、適宜決定すべき事項であるとは言えないと判断された。
知財高裁 2020年06月04日 令和元年(行ケ)10085号 対戦ゲーム制御プログラム事件

ゲームのルールの相違に基づき、進歩性を認定した事例
知財高裁 2021年05月20日 令和2年(行ケ)10102号等 読取装置事件

引用文献に記載された装置からモジュールを取り出して引用発明を認定することは認められないとした事例
知財高裁 2021年07月29日 令和2年(行ケ)10134号 デジタル・アート配信制御システム事件

ASPが運営する形態の引用発明とピアツーピアの副引例の組合せが容易ではないとした例
知財高裁 2021年08月31日 令和2年(行ケ)10132号 骨粗鬆症治療剤ないし予防剤事件

本件発明には顕著な効果が認められないと判断し、進歩性を認めた審決を取り消した例
知財高裁 2022年02月10日 令和3年(行ケ)10056号 情報処理装置事件

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サブコンビネーション発明について、他の装置に関する事項を除外して発明の要旨を認定した例