判例紹介

裁判所 判決日 事件番号 事件名 キーワード 着目点
知財高裁 2017年09月27日 平成28年(行ケ)10237号 護岸の方法事件 明確性要件 大きめの石や岩という記載が不明確であると判断された例
知財高裁 2017年09月27日 平成29年(ネ)10051号 ドメイン名(WYNN)事件 不競法 >ドメイン 不正競争防止法2条1項13号は、混同を要件とするものではないから、誤認混同の有無にかかわらず、「不正の利益を得る目的」があったと認定した例
知財高裁 2017年09月27日 平成29年(行ケ)10048号 建物扉用把手事件 意匠 >類否判断 要部の美観に大きな差異があること等を理由として、基本的構成態様が類似していることを考慮しても非類似であると判断した例
知財高裁 2017年09月21日 平成28年(行ケ)10236号 無洗米の製造装置事件 明確性要件 製造されるべき無洗米の性状や特性を含む請求項について、明細書を参酌してもそのような精米を行なえることは当業者にとって明らかでないとして不明確と判断した例
知財高裁 2017年09月19日 平成29年(行ケ)10001号 鋼管ポール事件 進歩性 >要旨認定 特許請求の範囲にある文言が明確ではないとして明細書を参酌して発明の要旨を認定し、引用発明と相違点を看過したと判断した例
知財高裁 2017年09月14日 平成28年(行ケ)10230号 運動靴事件 商標 >不使用取消 位置商標を意図して記載した点線部分も含めて一つの標章とし、その標章を使用していないことから商標を使用していないと判断された例
知財高裁 2017年09月13日 平成28年(行ケ)10262号 ミズノ事件 商標 >混同のおそれ 全体的な構図が比較的高い類似性を示す商標(直接対比した場合の視覚的印象が別異)について、混同を生じるおそれがあると判断された例
知財高裁 2017年09月11日 平成28年(行ケ)10056号 コーヒー飲料事件 進歩性 >顕著な効果 原告が主張する発明の効果は明細書に記載された効果ではないとして、顕著な効果の主張が認められなかった例
東京地裁 2017年08月31日 平成27年(ワ)36981号 平成27年(ワ)17527号 ユーザー認証方法事件 不競法 >虚偽事実の告知・流布 ユーザに送った特許権侵害を知らせる書状が、競合会社の「営業上の信用を害する」と判断された例
知財高裁 2017年08月30日 平成29年(行ケ)10187号 筆記具事件 明確性要件 平均粒子径を定義なく用いた発明について、その数値範囲を具体的に特定することができないと判断された例
知財高裁 2017年08月29日 平成28年(行ケ)10162号 コンタクトレンズ用装着点眼薬 進歩性 医薬品の承認基準の分類として区別されていることは、2つの組成物が、直ちに別物であるとの認識にはつながらないと判断した例
知財高裁 2017年08月22日 平成29年(行ケ)10006号 平成29年(行ケ)10015号 ランフラットタイヤ事件 明確性要件 「ほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線」という文言は、規格においても特段の定義なく用いられているから、その意義を把握することができると判断された例
東京地裁 2017年07月27日 平成28年(ワ)35763号 会計処理装置事件 対比判断 複数のキーワードを総合的に判断して行う処理は、1つのキーワードを用いた処理を規定した構成要件を充足しないと判断された例
東京地裁 2017年06月28日 平成27年(ワ)24688号 不正競争行為差止等請求事件 不競法 >商品等表示性該当性 原告商品である不規則充填物について商品等表示性が認められ、被告の不正競争行為(2条1項1号)が認定された例
知財高裁 2017年06月14日 平成28年(行ケ)10037号 重合性化合物含有液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子事件 進歩性 >選択発明 複数の成分に関して、引用発明にある上位概念から選択した発明について、各成分を別個に検討した審決には誤りがあると判断した例
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